耳で楽しめるコンテンツとして再注目されている音声配信。
テクノロジーの発展から、配信することのハードルが低くなり一般ユーザーも独自の番組を運営し人気を集めています。
情報発信の手段として運用を考えている企業も多いことでしょう。そこで本記事では、音声配信の始め方について解説します。
※この記事には、Amazonアソシエイトリンクが含まれています。
ブログに次ぐ人気「音声配信」
音声配信とは、インターネットを介して音声コンテンツを配信することです。
配信されている内容は時事や語学、雑談など多岐にわたります。音声配信者はマスメディア関係や芸能人にとどまらず、企業や一般ユーザーも独自の音声コンテンツを配信しています。
実際に音声コンテンツを「仕事をしながら」「家事をしながら」など、「ながら聞き」している方も多いのではないでしょうか。
株式会社Voicyによる「発信活動への関心度調査」では、「2023年、新たにはじめてみたい、または興味がある発信方法はありますか?(複数選択可)」という質問に対し、音声配信がブログに次いで2位という結果になりました。
出典:PR TIMES|株式会社Voicy「2023年新たに始めたい発信方法調査。半数の人が発信活動への関心あり。」
音声配信は注目度が高く、広告媒体の1つとしてさらに多くの企業が参入することも見込まれています。
音声配信の始め方
音声配信を始める前に、配信先やコンセプト、配信方法を決定して、必要なものを準備しましょう。
決めておくべきこと:①配信方法
配信方法は「ポッドキャスト系」と「独立配信系」の2つに分けられます。
合っているものを選択しましょう。
配信方法 | ポッドキャスト系 | 独立配信系 |
メリット | ・音声をアップすると、あらゆるポッドキャストアプリに配信される ・世界中からアクセス可能 | ・アプリ内で収録・編集・配信・視聴が完結 ・独自のコミュニティやアプリのファンが存在するため聞いてもらいやすい |
デメリット | ・埋もれてしまいやすい | ・リスナー数がアプリ自体の人気に依存する ・音声ファイルはサーバーに保存されるため手元で管理できない |
主なサービス | ・Apple Podcast ・Google Podcasts ・Spotify ・Amazon Music | ・Voicy ・stand.fm ・Radiotalk ・SPOON など |
独立配信系を選択した場合は、アプリのリスナー層やリスナー数を比較して検討するとよいでしょう。
決めておくべきこと:②配信内容
どのような内容をいつ配信するか、何人で配信するかを決めます。これから配信する内容から、すでにある人気の番組を参考にして内容を詰めていく方法もあります。
「トトトトトーキョー 東京初心者にささげるラジオ」は、福岡から上京し東京暮らし2年目の2人が日々の東京暮らしを笑い飛ばす番組です。
毎週月曜の午後5時に配信されています。
「ゆる言語学ラジオ」は、編集者・WEBコンテンツ制作者の男性2人がゆるく楽しく言語の話をする番組です。
およそ月に7本のペースで配信されています。
「note Tech Talk」は、note株式会社のエンジニアの方々が、仕事や会社、noteを支える技術や人について語る番組です。
およそ月に1本のペースで配信されています。
「論より動くもの.Fm」は、STORES 株式会社CTOの藤村さんがホストとなり同社メンバーをゲストに迎え、技術や技術にまつわらないことについてざっくばらんに話す番組です。
およそ月に1本のペースで配信されています。
決めておくべきこと:③タイトルや説明文
番組のタイトルや説明文、必要に応じてBGMやカバー画像を用意しましょう。
誰が、どのような内容を話す番組なのかを記載します。
番組の雰囲気に合ったカバー画像を用意することで、視覚的に番組に興味を抱いてもらいやすくなります。
また、決まったBGMを毎回使用することで番組の印象を付けやすく、番組のクオリティもアップします。
用意するもの:デバイス
収録・編集・配信まで、お手持ちのスマートフォンで音声配信を始められます。
使用するスマートフォンにアプリをダウンロードしておきましょう。
PCを使用する場合はマイクと録音・編集するためのソフトが必要です。
マイクはオンラインミーティングに使用しているヘッドセットや、イヤホンに内蔵されているものでも問題なく録音できます。
音質にこだわりたくなったら、マイクやオーディオインターフェイスの導入を検討します。
ひとりで収録するなら周りの音を拾いにくい「ダイナミックマイク」、複数人で収録するなら周りの音を拾いやすい「コンデンサーマイク」がおすすめです。
あわせて「マイクスタンド」を購入する際には、破裂音やマイクの劣化防止のためポップガードがセットになっているものがオススメです。
ダイナミックマイク
コンデンサーマイク
マイクスタンド
また、マイクをUSBで直接PCへ接続できるタイプもありますが、ほとんどで「オーディオインターフェイス」が必要になります。あわせて用意しましょう。
オーディオインターフェイス
録音・編集ソフトは無料のものでも十分に活用できるでしょう。
音声配信で新たなファンを形成していこう
音声配信への関心の高まりから、広告媒体の一つとしてすでに多くの企業が参入しています。
音声コンテンツは動画コンテンツとは異なり編集作業を必要としないため、YouTubeと比較して導入ハードルが低いことも魅力です。
また、音声コンテンツはテキスト化が容易です。音声のテキスト化で自社の情報をブログに掲載するなどして視覚情報としてストックしておくこともできます。
音声配信への関心が高い今、新たな情報発信方法を検討されている企業は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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