［北海道］若手トリマーの人柄と手腕にほれ込む人続出。「PetSalon Bamboo（ペットサロン バンブー）」

2018年11月の開店後間もなくから、多くの顧客を持ち賑わうPetSalon　Bambooさん。オーナーの竹本衣里さんは、10年の下積み期間を経て北見で独立開業した経験豊富なトリマーです。

トリマーに動物看護士資格と数々の資格を持つ竹本さんに、開業までの道のりや仕事に対するこだわりについてうかがいました。

はじまりは祖父の一言から

――これまでの経歴について教えてください。

生まれは北海道の清里町で、北見に来たのは高校に入ってからです。北見の高校を卒業した後は、吉田学園看護動物専門学校に通い、動物看護士資格とトリマーの資格を取得しました。

その後、千歳にあるペットサロンに5年ほど勤め、そこから北見に戻り市内の動物病院に5年勤めて独立に至ります。

――ペットサロンを開こうと思ったきっかけはありますか？

きっかけは祖父の言葉です。私が小学生くらいの頃から、祖父は「手に職を持て」と言っていたんですね。美容師や看護師ならずっと働けるからと。

そこで私が小学生なりに考えて出した答えが、「対ペットなら美容師と看護師の両方ができる！」でした。動物看護の専門学校では、看護資格だけでなく、トリマーの資格も取れるので。

幼いころからずっとペットを飼っていて、犬が好きだったという理由もあります。

宣伝なし、なのに大人気。その理由は？

――独立して開業する際に、不安などはありませんでした？

開店資金には自己資金だけでなく融資も活用しましたが、融資自体それほど多額というわけではなかったので「もし失敗しても大丈夫！」と比較的ポジティブな気持ちで始めています。

それでも、なるべく費用は抑えられるように店の内装は自分でクロスを貼るなど工夫はしました。

これからも、より快適な空間にするためのリフォームを自分の手で行っていく予定です。

――開店のための宣伝等はされていませんよね。

積極的な宣伝をしていないのはいくつか理由があります。

以前の職場からのお付き合いで来てくださるお客様が多くいたことも理由のひとつです。

もうひとつ、「キャパシティを超えてまで顧客を増やすよりも、自分の手でまかなえる範囲でみなさんとお付き合いを続けていきたい」という想いも強くありました。

――それでも、すでに固定のお客さまが多くいらっしゃるとか。

本当に宣伝らしい宣伝はしていないのですが、ありがたいことに初めてのお客さまも多くいらっしゃいます。ご紹介で来られる方、ご近所の方などさまざまです。

その背景には、北見には若いトリマーが少ないことも関係しているようです。トリマー自身の病気や年齢、妊娠・出産などの理由でサロンが閉店・休業することもあるようで、新しく利用できるサロンを探していて当サロンに来られた方もいます。

特に宣伝をしていなかったのにもかかわらず、予想以上に多くのお客さまに恵まれうれしい限りです。

人とペット、それぞれに触れられる楽しみ

――独立して、どのようなことで日々喜のびを感じますか？

カットが終わったときに、飼い主さんが「いい男になったね」「いい女になったね」って喜んでくれるんですね。その瞬間はとてもうれしく思います。

「ここなら安心して任せられる」という言葉をいただくことも多くて、ありがたいです。不思議なことに、当サロンに来てくれる犬たちは私になついてくれるんです。

他のペットサロンで施術中にちょっと抵抗してしまう犬も、うちではおとなしくしている、なんてこともあるみたいで。

飼い主さんもペットも、サロンでリラックスしてもらえたらうれしいですね。

編集後記

取材中には、写真の「ウタ」ちゃんも同行してくれていました。ぴょんぴょんと元気に跳ね回る子犬に癒されっぱなしの取材となりました。

オーナーの竹本さんも明るく気さくな方で、「なぜかペットになつかれる」というお話も納得できました。

明るいカラーで統一された広々としたサロンで、豊富な資格と確かな腕を持つトリマーに愛犬をカットしてもらえるというのだから、人気なのもうなずけます。

竹本さんは、これからも多くの飼い主とペットの暮らしをトリミングという形で支えてくれることでしょう。

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住所： 北海道北見市南仲町2丁目5-34 
TEL：080-4042-1110
営業時間： 10:00～19:00 
ホームページ：https://www.ps-bamboo.com/ 

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