この先も続くであろう少子高齢化を見据え、作業の自動化はもちろん、優秀な人材の採用もまた、企業運営における重要な課題です。特に、将来的に会社を支える若い世代が不足している企業にとっては一刻を争う事態です。
では、絶対数が少ない中で、より優秀な人材に入社してもらうための方法には、どのようなものがあるのでしょうか。今回はそのひとつとして、自社のホームページや求人媒体に「社員インタビュー」を掲載するメリットとその効果をご紹介します。
なぜ、社員インタビューを掲載するのか
最初に、社員インタビューを掲載する理由について説明していきましょう。
就職先を探す方法
自分にとって必要なものを探すとき、インターネットによる検索はもっとも手軽で効率的な方法です。読みたい本、部屋に合う家具、特定の症状を専門にあつかうクリニックなど、スマートフォンやパソコンで簡単に見つけ出すことができます。就職先を探す場合も同じです。給与、勤務地、休日などの待遇面などの条件から、企業を一括で検索できるため多くの求職者がインターネットから自分に合った企業を検索しています。
ポイントは、よく似た情報からの「差別化」
インターネットは条件に合った膨大な数の企業を短時間で検索できる反面、職場の雰囲気や上司・先輩の表情など企業の風土や空気感を伝えるのが苦手です。つまり求職者が、自分が働くイメージができる企業・働き続けられそうな企業を類似する情報から差別化するために、一歩踏み込んだ情報として社員インタビューはとても有効なのです。
社員インタビューのメリット
では具体的に社員インタビューを掲載することによるメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
透明性の高い情報
たとえば、専門的な知識や資格・技術が必要な業界や職種の場合、どの程度の知識や経験が求められるのか、その目安としても社員インタビューは役立ちます。「まったくの未経験だったが、先輩が勉強に付き合ってくれた」「働きながら資格を取得する制度があり、資格取得後は手当がついた」など業務を遂行する上での安心感。そして「家庭を持ちながら役職についた先輩がいた」「失敗しても、次に活かせるように親切に指導してくれた」といった職場の雰囲気まで、詳細に透明性の高い情報を伝えることができます。
働いている社員からのメッセージ
社員インタビューは求職者に対する発信を目的としていますが、すでに働いている社員、そして経営者にとっても実は大きなメリットがあります。社内面談や仕事を通じての接点だけではわからない社員・経営者双方の想いを、社員インタビューからは読み取ることができます。入社時に抱いていた不安、現在実感している仕事のやりがい、将来を見据えたライフプランなどをインタビューでオープンにすることで、より風通しの良い職場環境作りにつなげていくことが可能です。
社員インタビューを掲載するために
社員インタビューは社内で制作することも可能ですが、インタビューをする側も、そして受ける側も、第三者を介することで余計な気を遣わなくて良いという側面があります。本音を掲載することで求職者に安心を感じてもらうことを目的とする場合、文字として押し出すべき部分とテーマにそぐわない部分の精査も含め、外部に任せる方が違和感のない内容に仕上がるでしょう。
「ふぉろかる」では、ご訪問やお電話によるインタビュー取材に、柔軟にご対応させていただいております。実績豊富なライターがニーズに沿ったコンテンツ作りを行なっていますので、社員インタビューをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
[contact-form-7 id=”223″ title=”コンタクトフォーム 1″]採用する企業も、働く求職者も、求めているのは「安心感」
人材の確保は、永続的な企業運営のために必要不可欠です。労働人口が減少し続ける中で、自社により優秀な人材を呼び込むためには、制度・待遇を整備する一方で、透明性のある情報を提供し、求職者に「安心感」を持ってもらうことも大切だということを忘れてはいけません。
投稿者プロフィール
- 生粋のナニワっ子ライター。大阪での暮らしが長すぎて、地方に移住したい欲と地元の魅力に後ろ髪惹かれる気持ちの狭間で葛藤中。人の話をぼんやり聞くのが何より好き。ぼんやり聞くけど書くときはちゃんと書きますよ。
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