20019年6月24日(月)、北海道北見市に新たな喫茶店が誕生します。そのお店の名は喫茶キャンドル。 母・野口邦子さん と、子育てのかたわら、キャンドルの制作・販売を行っている原田章子さんが開くこの喫茶には、お二人の夢とこだわりがたくさん詰め込まれています。
一人の時間を静かに過ごせるお店にしたい、と語る二人の店主。北見市でお店をオープンするに至った経緯には、一つの不運な事故がありました。
困難を糧に。新たなスタートを切った母
店主の原田さんと野口さんは、元々北海道の岩内町で暮らしていました。娘の原田さんは結婚後札幌へ、さらに北見へと移り住み、母の野口さんは岩内町で呉服と小物を販売していたといいます。ところが2018年7月7日、母・野口さんのお店に車が追突してしまい、お店は壊滅状態に。陳列していた商品も、売り物にならなくなってしまったそう。
さらに同年9月6日、北海道胆振東部地震に見舞われます。たった2カ月ほどの間に、2度の不運に見舞われてしまった野口さん。そんな母を心配した娘の原田さんは、「北見で一緒に喫茶店を始めないか」と声をかけ、それに応える形で野口さんが北見に移り住んだのが今春のこと。
これまで縁もなく、知人もいない北見でお店を開店するのは勇気がいったのでは?とお伺いすると、「昔から喫茶店がやってみたかったから」と明るく答える野口さん。さまざまな障害を乗り越えた今、開店後への展望に胸を膨らませている様子です。
一人の時間を大切にする人のサードプレイスに
静かな場所で、一人おいしいコーヒーを飲みながら、ただひたすらに自分と向き合ったり、読書したりする時間がほしい。そんな風に考えている人に、自宅とも職場とも違う第三の場所として喫茶キャンドルを利用してもらえたら、と娘の原田さんは語ります。
これは、店主であるお二人が理想とする喫茶店の一つの姿なのだそうです。
店主との適度な距離感も心地いい
店内には、カウンター席が4つ、テーブル席も4つ用意されています。時にはカウンター席で店主との会話を楽しみ、またある時は奥のテーブル席で一人の時間に没入することもできます。
メニューは飲み物の他に軽食としてトーストとワッフル、そしてデザートの甘味が少々。お店の運営に慣れてきたら、野口さんお手製の食事メニューや抹茶も用意する予定です。
注目したいのが、喫茶店でありながら酒類が豊富な点。ビールとウイスキー、それにカクテルがメニューに並びます。スコッチバーに勤務していた原田さんが店内にいる時は、昼からでもオーダー可能です。喫茶キャンドルは、たまには明るい時間からゆっくりお酒を飲みたい!という欲望も叶えてくれます。
着物で抹茶を楽しめる企画も準備中!
野口さんは呉服店を営んでいたこともあり、着物が大好きなのだそう。撮影日も、母娘ふたり着物でお出迎えしてくれました。
お客様にも気軽に着物で来店してもらえるよう、着物にちなんだ企画も検討中です。着物が好きな人は、野口さんと着物談議に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
新オープンの喫茶店、ぜひ足を運んでみては
(写真:横スライドで店内の様子をご覧いただけます)
時間を気にせずのんびりと過ごせる場所を探しているのなら、ぜひ喫茶キャンドルに足を運んでみてください。 喫茶キャンドルでは、こだわりのコーヒーをはじめとするソフトドリンクに加え、アルコール類も豊富に揃えています。
コーヒーの香りとともに優雅なひとときを過ごすもよし、ウイスキー片手に読書にふけるもよし。 優しく気さくな二人の店主と、スローな時間に心癒されましょう。
住所:北海道北見市山下町3丁目5-10 2階
お問い合わせ先:070-2645-6793
定休日:日曜(ほか不定休)
営業時間:昼営業11:00~17:00
夜営業19:00~23:00(木・金・土のみ)
※営業時間は前後することがあります。
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