クラウドファンディングの支援者を名前を手にする箱カフェまんまる茶茶の橋田祐理子さん
クラウドファンディング支援者の名前を手に微笑む橋田さん

支援者の名前を手にし微笑む橋田さん

2018年8月、北海道北見市にて嚥下(えんげ)カフェ「箱カフェまんまる茶茶」をオープンした橋田祐理子さん。嚥下障害の予防と啓発を目的としたNPO「食べる力・円」の代表でもあり、言語聴覚士として介護施設等での指導も行っています。

(※20202年1月より営業形態と運営責任者が変更となり、週2回のおりがみカフェとシェアオフィスなどとして箱カフェまんまる茶茶は営業しています。)

言語聴覚士は、加齢による嚥下障害や後遺障害による失語症、言葉の発達の遅れなどに悩む人たちのため、訓練や指導を行います。橋田さんは、特に高齢者における嚥下障害を主として活動しています。

普段は高齢者と触れ合うことの多い橋田さん。そんな彼女が目指したのは、子どもから高齢者まで、幅広い世代の人が集う“地域共生型カフェ”でした。

 

目標額達成。縁から生まれた成功と新たなつながり

おむつ替えコーナーのために新たに壁を制作する大工さん
乳児と安心して来店できるよう支援金の一部でおむつ替えコーナーを作った

それはカフェをオープンさせる直前のことでした。橋田さんはクラウドファンディングサイトFAAVOを通じ、カフェ内に赤ちゃんコーナーを作るための資金調達に挑みます。筆者も、友人として賛同者として、このプロジェクトに関わってきました。

 

わずか1カ月の間で集まった支援額は21万7,000円。目標であった15万円を大きく上回り、クラウドファンディングは大成功を収めます。橋田さんはどのようにしてクラウドファンディングを成功に導いたのでしょうか。

 

参考
北海道北見市のサードプレイス「箱カフェ」に赤ちゃんコーナーを作りたい!https://faavo.jp/hokkaido/project/2897

 

――初めてのクラウドファンディング目標額を達成し見事成功を収めた橋田さん。成功の秘訣について教えてください。

橋田さん:

私はもともと、NPO食べる力・円の代表として、定期的に嚥下のリハビリや嚥下障害の認知向上、啓発、予防を目的としたサロン「嚥下サロン」を主に高齢者向けに行っていました。

 

カフェをオープンさせて、クラウドファンディングを行うといったとき、その活動を知る人たちが興味を持ってくれたことが大きかったのではと考えています。

『NPOを立ち上げ、サロンを始めたと思ったら、橋田さん、今度は何をするの!?』とみなさん好意的な反応を示してくれました。

 

介護施設に勤務し、言語聴覚士としてキャリアを積んできた橋田さんですが、2017年に大きな転機を迎えました。なんと、全国でもめずらしいフリーランスの言語聴覚士になり、独自に嚥下教育や講演活動を行っていたのです。

 

着実に活動の場を広げ活躍する橋田さんへの期待と信頼が、多くの支援につながったのではないでしょうか。

 

カフェの認知度向上にも役立ったクラウドファンディング

店内で開催されるワークショップのお知らせ

リターン品である「 レンタルスペース(2時間)利用権 」を使用し、早速店内でワークショップを開催する支援者も。 


――このプロジェクトでは、開店資金ではなく赤ちゃんコーナーの設置の資金を目的としていました。なぜでしょうか?

橋田さん:

開店資金はおおよそ自己資金で賄えました。にもかかわらず、クラウドファンディングを行った目的は2つあります。
ひとつは店内の充実を図るため、もうひとつはこのカフェ自体を認知してもらうためです。

 

オープン後には、支援者が「どんなカフェになっただろう?」と訪れてくれました。クラウドファンディングから半年が経過した今でも、「プロジェクトのページを見て来ました!」というお客さまもいらっしゃいます。


加えて、これからクラウドファンディングを行いたいと考えている事業者や学生の方からお問い合わせをいただくこともあります。支援金額と認知度向上、どちらも成功できたのではないかと。

 

――クラウドファンディングを進めるなかで、苦労を感じたことはありましたか?

橋田さん:

準備や実施期間中の管理は簡単なものではありませんし、金銭を集めることには責任が伴います。特に、知人から支援を受けることの多いクラウドファンディングでは、場合によっては人間関係とクラウドファンディング、そのどちらも崩れる可能性があります。

 

しかし、自分と自分が行っている事業のこと、そしてこれからの展開について、資金を調達していくなかで、多くの人に知ってもらえるのはクラウドファンディングの大きな魅力だと感じました。

 

これまでの道のりが次へつながる

カフェまんまる茶茶外観(夜)

クラウドファンディングを行ったことで、その想いをより多くの人に知ってもらい、さらに事業への賛同者を増やすことができたそうです。

 

「今度はなにをしてくれるのだろう」、と周囲の期待を応援に変え、次々と新しいことに挑戦していく橋田さん。多彩な肩書を持つ彼女が、今後どのような飛躍を遂げてくれるのか、一人の友人としても楽しみでなりません。

 

▼NPO 食べる力・円
https://taberutikara-en.jimdo.com/

▼箱カフェまんまる茶茶
北海道北見市北5条西6丁目4番地

 

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投稿者プロフィール

こなみじゅんライター
北海道在住ライター。いくつになっても3歳児の好奇心を手放せません。伝えたいことを伝えたい相手に届けるお手伝いをします。

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・ブログの作成・運用……代筆いたします

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