[兵庫県三田市]想像以上の自分に出会える未来が楽しみ。ミラクルウィッシュ代表・益田紗希子さん

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「ママのやりたいを応援する」をコンセプトに掲げ、兵庫県三田市で活動している団体 「ミラクルウィッシュ」 

小学生がさまざまな仕事を体験できる「子ども店長」、ママが自分の得意を仕事にできる「ママ講師」、親子で防災を考える「さんだ女子防災部」、フリーマーケットなど、その活動内容は多岐にわたります。

現在は篠山市や大阪府などにも広がりを見せるミラクルウィッシュの活動。代表の 益田紗希子(ますださきこ) さんに、活動のこれまでとこれからをお聞きしました。

KAT-TUN方式で名づけられた「ミラクルウィッシュ」誕生のきっかけ

――益田さんが三田で活動を始めた理由を教えてください。

娘を出産した直後、夫の転勤に帯同して三田で暮らすようになりました。引っ越したばかりの頃は、どこに何があるかもわからず、半年ぐらいはずっと家に引きこもっていましたね。

子育てのちょっとした疑問を聞ける相手もいないから、子どもが生後何か月で外出していいのかすらわからなかったんです。閉ざされた育児で、どんどんつらくなっていきました。

そんなとき、ポストに入っていた広報誌で市の子育て支援センターの情報を見て、勇気を出して電話をしてみたんです。何度もためらってやっとかけた電話で「いつでもきて」と優しく言ってもらえたとき、うれしくてすぐに足を運びました。

そこではじめて、私のことを「まっすー」と呼んでくれる友達ができました。「○○ちゃんのママ」じゃなくて、わたし自身を呼んでくれたときのうれしさは今でも覚えています。

そのとき、「”孤育て”から救ってくれた三田で恩返しをしたい」と思いはじめました。

――そこからどのようにしてミラクルウィッシュを設立するに至ったのでしょうか?

三田市にはいくつか支援センターがありますが、支援センター間で情報の共有ができていません。

そのため、参加したいと思うイベントを後から知ったり、面白そうなイベントが他の子育て広場とかぶって行けなかったりすることがよくありました。その情報をチェックするのが、当時すごく面倒だったんです。

それなら、「イベント情報や子育てに役に立つ情報を統括してSNSで発信しよう!」と思いました。三田市の子育ての情報がすべてまとまっているブログが作りたかったんです。

 

――その思いは、どのように形になりましたか?

三田市で子育て支援事業をしている保育ネットワーク「ミルク」さんの講座に参加したことがきっかけです。託児があったので、子どもと離れて「自分のしたいこと」をあらためて考える機会になりました。

ミルクさんの後押しもあり、講座で知り合ったメンバーと一緒にミラクルウィッシュをつくりました。ちなみにミラクルウィッシュとは、当時のメンバーの頭文字を組み合わせて付けたんですよ。KAT-TUN方式です(笑)。

どこに住んでいてもSNSを使って活動できるママ講師

(ママ講師さんによるワークショップ。自分の得意を仕事にできる)

――益田さんは転勤族の妻(転妻)ですよね。転妻が地域で何かを始めるのは大変でしたか?

実は、ミラクルウィッシュを立ち上げてすぐに転勤の話がでて。そのとき「やめようかな」と一度は考えました。でも、SNSがあれば情報発信はどこでもできますよね。

 

子育ては孤独です。今、孤独を感じているだれかの助けになれば、と、活動を続けていくことを決めました。

一人で子育てをすることが辛くなってしまったとき、ミラクルウィッシュを見つけて、講座やイベントに来てもらえれば、知り合いができたり自分の生き方のヒントを見つけたりすることができます。

最初は乳幼児を持つ親子にむけた情報発信を目指していたミラクルウィッシュですが、メンバーの子どもが大きくなるにしたがって、自然と目指すものが変わってきました。

ミラクルウィッシュを多くの人に知ってもらい、元気を届けたい。その思いから、どこに住んでいてもママが自分の得意を仕事にできる「ママ講師」の活動が加わりました。 

(現在活動しているママ講師さんたち。自分の得意を仕事にしている)

――現在活動の中心となっている「ママ講師」について教えてください。

自分では当たり前のように思っていることが、実はその人の強みだったりしませんか?

強みを生かして仕事ができれば、たとえ引っ越しをしてもどこに住んでいても、その仕事を続けることができます。

一人ひとりが自分の強みに気づいて、それぞれがアイディアを持ちよることで、ミラクルウィッシュも一緒に成長していきたい。

そうした思いを共有できる人に出会うため、ママ講師になるための説明会を頻繁に行っています。

(イベントのためのママ講師向け説明会。子どもを連れて参加できるのがうれしい)

――ミラクルウィッシュの活動を続けてよかった、と思うのはどのようなときでしょうか?

活動を通じて、悩んでいるママさんに共感できたり、地域に恩返しができていると感じるときでしょうか。行政の方をはじめ、さまざまな人を巻き込むこともあるので大変なこともありますが、そのあとに生まれる「ありがとう」がうれしいです。

ミラクルウィッシュを設立した当時は、今の自分の姿は想像できませんでした。また3年後や5年後に、今の自分では想像できない未来待っているんだと思うと、すごくワクワクしますね。

 

――ミラクルウィッシュの今後の活動について教えてください。

活動範囲が大阪にまで広がったことで、関わる人が驚くほど増えました。そのおかげで、これまでよりも多くの刺激を受けています。

その刺激や学んだことを三田に持ち帰って、より活動を充実させたいです。

 

今年は、親子で防災を考える「さんだ女子防災部」に力を入れていきます。

いつ起こるかわからない災害への備えについて、一人でも多くのママさんに考えてもらうため、防災関係のイベントを開催する予定です。

さんだ女子防災部とは……
「我が子をはじめ、三田市内のどもたちの命を守ることができる母親になろう」を目指した活動。防災関連イベントを多数開催している。詳しくはさんだ女子防災部のHPまで。

 

おわりに

「さかたさんの告知記事、わかりやすいしツボを押さえてる。これって強みですよ」

これは、ママ講師の話をうかがう中で、益田さんからかけられた言葉です。自分では当たり前のようにしていることも、益田さんにかかればたちまち「得意」に生まれ変わります。

 

益田さんの力強い言葉と明るい笑顔は「わたしに何ができるんだろう」と不安になっている多くのママさんに、自信と元気を与えているのだなと実感した瞬間でした。

(2月24日に開催された「ミラクル親子パークinさんだ」でのミズノ流忍者学校の様子)

次回のイベントは3月30日に開催される「 ミラクルパーク親子パークinささやま 」。親子で楽しめるブースがいっぱいです。ぜひ足を運んでみてください。


ミラクルウィッシュへの問い合わせはこちら…http://mwish2014.link/

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