人が出会い、交流する「箱」となりたい… 「くらしの器と自然食品 匣(さや)」店主重田葉子さんインタビューー前編ー

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店主の重田葉子さん
店主の重田葉子さん

東神奈川駅から徒歩2分。横浜市内だけでなく東京都からのアクセスも抜群なこの場所に、2018年11月「くらしの器と自然食品 匣(さや)」がリニューアルオープンしました。店内には、日本各地から取り寄せた陶磁器を中心に、自然食品や生活雑貨など、店主の重田葉子さんが丁寧にセレクトした商品が並びます。

店舗2階では、食や暮らしをテーマにしたさまざまな教室を定期的に行い、さらに湘南野菜の店頭販売や手仕事作家のマルシェなど、地域に開かれたイベントも多数開催しています。リニューアルオープンを機に、ますますパワーアップした匣。これまでの道のりや店づくりのこだわりについて、重田さんにお話を伺いました。

21年目のリニューアルは、これまで積み重ねてきた経験の集大成

(匣の1階店内)
(匣の1階店内)

――匣さんは、食器や食品のセレクトショップとしてだけでなく、「和のテーブルコーディネート&おもてなし料理教室」や「茶道教室」、陶磁器の修理会「簡易金継ぎ教室」など、ユニークで興味深いイベントを開催されています。オープン当初から幅広く事業を展開されていたのですか?

匣は、横浜市青葉区の市ヶ尾でオープンしてから今年で22年目になります。当初は「くらしの器と絵 匣」という店名で、全国の陶磁器や若手作家の作品を扱うセレクトショップでした。

市ヶ尾の物件の契約満了に伴い、自宅近くの東神奈川で店舗用の物件を探しながら、つなぎとしてマンションの一室で和の文化教室「くらしの教室 匣」をオープン。その後現在の店舗の2階に移転して、さらに昨年のリニューアルで1階と2階を利用する現在のスタイルになりました。

こちらの店舗を構えるにあたり、1階でオープン当初からおこなっている販売やギャラリーを、2階では東神奈川に移転してから始めた文化教室をおこなえるよう準備してきました。ほかにも、レンタルスペースやマルシェを始めたり、自然食品の取り扱いを始めたり、新しいことにもチャレンジしています。

自然食品の棚
手づくりさしみこんにゃく
手づくりさしみこんにゃく

(上:食品の陳列棚/下:群馬県出身という重田さん。ご実家で作っているこんにゃくも店頭に並んでいます。)

器の中には食べ物を入れますよね。リニューアルオープンに際し、器とは切っても切り離せない関係にある食品を扱うのは自然な成り行きでした。器と同じように本当に良いものを扱いたいという想いから、できるだけ添加物などに頼らない自然食品を取り揃えています。

(匣のショップカード)
(匣のショップカード)

匣のロゴマークは、中央の四角形が匣を表現しており、右上の円は自然食品、左下の台形は器をイメージしています。匣という漢字は「はこ」とも読むのですが、このロゴには、「匣に立ち寄ってくださった人たちが、本当に良いもの(器や食品)と出会い、さらにここが人と人との出会いを導き、交流する場になるように」という願いを込めています。

――重田さんが陶芸や自然食品などを扱う店舗を始めたきっかけについて教えてください。

学生時代に出会ったとある陶芸家の影響で陶芸を習い始め、後に銀座のギャラリーに勤務して、日本文化の奥深さとすばらしさにのめりこみました。

20代の頃は、友人と全国各地の窯場を訪ねる旅もしました。これまでOLとしてさまざまな職場に勤めてきましたが、いつでも心の中にはこういった日本文化の奥深い世界を、もっと多くの人たちに知ってもらいたいという思いがありました。

デザイン食器

(伝統と斬新さを兼ね備えた陶器も多数)

「陶芸品は高級で手が届かない」というイメージを持つ方もいるでしょう。匣では、伝統を受け継ぎながらも日常生活に取り入れやすい「くらしの器」をテーマに、若手作家の作品や窯物を置いています。

和のくらしコーディネーターとして、お客様のくらしに寄り添い、現代の生活にも無理なく素敵に取り入れられるようなアドバイスを心がけています。

店づくりのこだわり

(テーブルコーディネートされた食器のディスプレイ)
(テーブルコーディネートされた食器のディスプレイ)

――こちらで人気があるのはどのような商品ですか?

季節ごとに商品の配置や飾りなどを変えています。器をただ陳列するだけでなく、テーブルコーディネートした状態での食器のディスプレイも置き、食卓に並んだときの様子をイメージできるように工夫しています。

(波佐見焼のラインアップ)
(波佐見焼のラインアップ)
(波佐見焼のラインアップ)

一番人気は、長崎県の波佐見焼のラインアップでしょうか。おしゃれでモダンなテイストなものが多く、価格も手ごろです。子ども用の動物がついているシリーズはファミリーに人気です。

当店では、割れたり欠けたりしてしまった器の修理サービスとして、本金継修理や簡易金継修理も承っています。お気に入りの器を大切に長く使えるということで、大変喜ばれています。2階のイベントスペースで定期的に開催する簡易金継教室も人気です。

後編につづく

店内に陳列された器は、どれも気取らず毎日の食卓で使いやすそうなものばかり。品もあり、重田さんがこだわって選び抜いた品揃えだということがよくわかりました。後編では、匣さんの営業・広告の方法についてお話を伺います。

くらしの器と自然食品  匣(さや)
住所:神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1-8-4
TEL・FAX: 045-548-4901
営業時間:10:30~18:00
定休日:日・月・祝日
公式ページ: https://saya-art-nfood.com/ 

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投稿者プロフィール

安松まゆはライター
横浜在住。子育てと仕事の両立に悩んだ末、フリーランスのライターに転身した二児の母。大変・辛いと思っていた日々の育児・家事は、ライター目線で見るとネタの宝庫!?「子育ても仕事も自分らしくマイペースで」がモットーです。コラム執筆、取材、コピーライティングなどが得意です。

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